インタビュー

ザ・コンティニューズ インタビュー

 アカペラグループ、ザ・コンティニューズ。全員が留年経験のある大学生で結成されたこのグループは、7月4日にフジテレビで放送された『青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ』にて、全国171組の中から見事優勝を果たし、注目を集めている。ARTICOLUMNでは、リードボーカルを担当するるーかに取材をし、ザ・コンティニューズのメンバー紹介、またハモネプ優勝の裏側を語ってもらった。

取材・文/山崎珠理


Twitterの投稿から結成

-ハモネプでの優勝、おめでとうございました。

 ありがとうございます。

-改めて、るーかさんからザ・コンティニューズのご自身を含めたメンバー紹介をお願いします。

 コンティニューズでリードをやっていた、るーかです。俺はそうですね、まともだとは思うんですけど、どうなんだろうなぁ(笑)。でも演奏してない時は結構ポケーっとしてしまうというか、歌ってる時と違って普段はふわふわしてるんだね、とはよく言われます。あんまり自覚はないんですけど。
 声が高いのが持ち味なんじゃないかなと思います。

 次にコーラスのはやかな、なお、うさです。
 3人は俺よりもとても音感がいいので、和音が安定してしっかり聞こえるんですね。アカペラグループとしてめちゃめちゃ優秀なコーラスでした。
 まず女の子のはやかな(トップ)は、感情を体で表現するタイプというか、喜怒哀楽が激しい。ハモネプのゲストにヒカキンさんがいるとスタッフさんから教えてもらった時に、ものすごく飛び跳ねて、アメリカのキャラクターみたいなリアクションをしてたんです。明るくて、めちゃめちゃ面白い子です。
 セカンドのなおくんは、男の子なんですけど実は俺と同じくらい声が高くて、セカンドコーラスとして、トップとサードをつなげる役目に、すごく適した音域を持っています。さらに、ハモネプ本編でも吉田圭介(INSPI)さんが言っていて、他のメンバーにも当てはまることなんですけども、和音の構成を理解しているから、そのハーモニーにふさわしいバランスで自分の音を入れてくれます。
 なおは終始穏やかというか、メンバーと話してる時もずっとニコニコしていて明るくて、場の雰囲気がよくなります。
 3人目がうさ(サード)ですね。学年でいったら俺の1個下かな。まぁ留年してるんでみんな一緒なんですけど(笑)。うさは、まずシンプルに歌がめちゃめちゃ上手なんですね。ザ・コンティニューズのアレンジだとサードはリードの下でハモっている動きが多くて、そういう時は自分の声に優しく寄り添うような感じで、そつなく上手くこなすんですよ。声質が柔らかいのもあって、すごく俺の声と相性がよくて、歌いやすかったなって印象があります。
 うさは普段結構静かなんですけど、ボソボソっと言ってることが面白かったり、あと意外とリアクションが大きかったり。ハモネプの時もリアクションで何度も床に転がってました。

 次はパーカスのたかたかくん。彼のことは知ってる人は知ってるんですかね。以前は積分サークルというグループに入っていて、今はWHITEBOXという、YouTubeの動画をメインで活動しているアカペラのグループに入っています。たかたかくんは息をするようにパーカスをする男なので、その動画でもすごく楽しそうに活動してますね。
 彼はつついたら色々と面白いことが出てきそうな子ではありましたね。これは言っていいのかな?控え室で休んでいる時に、バッグから異常にボロボロのタオルをおもむろに取り出してきたんですね。「このタオルはなに?」って聞いたら、「2歳ぐらいの時からずっと使ってます」って。よく小さい子が安心するためにぬいぐるみとかタオルとか持ってるじゃないですか。たかたかくんはあれがいまだに大事らしくて。しかもめちゃめちゃ継ぎ接ぎされていて、もとは1つのタオルだったんだろうけど、たくさんのタオルの切れ端がくっついてるんですね。もう二十何年使ってますから、何回も破れたところを直して使ってたんだろうなって感じ。「じゃあこれは2歳から使ってるんだな」って言ったら、「初代のやつは完全に破れてもうここには存在しないです」って。いや、お前それ2代目じゃないかと(笑)。全然違うじゃんそれと思ったんですけど、本人の中ではいいらしくて、そういうかわいいところもあるたかたかくんです。

 最後にベースのたいせーですね。たいせーは音楽に対するこだわりが強くて、いつもそこには真剣なやつで、音楽的な面ですごく引っ張ってくれたリーダー的存在です。ハモネプ終了後のYouTubeチャンネルの運用もたいせーが考えてくれていて、全体としてもまとめ役という印象ですね。でも感覚が一般とズレてるところがあって、たまによく分からないところで笑ってる時もあります(笑)。
 あとこれはたいせーだけの話ではないんですけれど、やっぱり留年してるだけあって時間にルーズな部分がすごく大きいですね。本番当日、収録前にスタジオで合わせようということで、みんなホテルで朝食を食べた後一旦戻って準備してから再度集合になったんです。たいせー本人が集合時間を決めたんですが、時間になってみればうさとなおと俺3人だけがフロントにいて、ほかは来ない。確かはやかなは腹痛で、たかたかは寝てましたって降りてきて。たいせーくんはですね、電車が出る1、2分前に来て、俺らに「電車乗らないん?」って聞いてきたんですよ。いや無理だろそれはと(笑)。でもお互い「あ、これ自分にもありえるなぁ」と思って誰も注意はしないんですよ。なんか許せちゃうというか、その分音楽に振ってるって感じはします。

-ザ・コンティニューズのリーダーはたいせーさんということでしょうか?

 一応リーダーだと思っています。コンティニューズは何をするにもたいせーが中心で動いているバンドなので。

ザ・コンティニューズ。左からはやかな(トップ)、うさ(サード)、たいせー(ベース)、るーか(リード)、なお(セカンド)、たかたか(パーカス)。

-グループ結成のきっかけもたいせーさんから?

 たいせーがまずTwitterで、留年している人でハモネプに出ようよと呼びかけたのがきっかけですね。たいせー自身が留年してしまったが故に今年もハモネプに出られることになったので。たいせーが投稿したツイートになおが反応して、俺のところにたいせーからお誘いのLINEが来て、その後にTwitterではやかなからリアクションがあって、うさ・たかたかが入ってきてって感じです。
 個人的には、はやかなとうさは全くの初対面でしたね。たいせーはもともと面識があったし、仲良くもしていたんですよ。たかたかくんとなおはYouTubeとかSNS上で見る機会も多くて、認知はしていました。

-Twitterの投稿から始まっただけあって、みなさん住んでいる場所はバラバラですよね。練習はどのようにしていましたか?

 応募した『何度でも』の動画は、それぞれまずリモートで撮ったものを合わせた音源を作って、それを聞きがらそれぞれで練習して音源を録り、たいせーが音源を合わせて動画を作りました。編集された動画を見つつLINEでお互いへのリアクションを話して、それを踏まえてさらに個人で練習しましたね。リモートで曲を完成させるというよりは、この動画でハモネプの予選に通って、実際に集まってスタジオで合わせる時の手掛かりになるように、自分の中で噛み砕いておくというイメージでした。

-通話などを使いリアルタイムで合わせるのではなく、録音を重ね合わせていたんですね。

 そうです。やっぱりリアルタイムでやると絶対タイムラグが起きて合わないので、そこは諦めて自分たちが撮った動画に対して合わせていく個人練習をしました。

-初めてメンバー全員で合わせたのは収録日ということですか?

 本番の前日にスタジオに入ったのが最初ですね。収録が土日だったので、金曜日の夜9時くらいに集まって。そこでもたいせーが関西〜関東の距離で寝坊をしまして(笑)。集まってからみんなと生で合わせて歌った時は、久しぶりに生声でアカペラをやったなという感動を味わいました。

-初対面のメンバーもいる中、グループの雰囲気はどうでしたか?

 仲は良いですね。もちろん金曜日は初対面でまだ他人行儀なところもあったんですが、俺以外のメンバーは同じホテルに泊まったので、そこで多少仲が深まって。土曜の夜は6人全員でホテルに泊まりみんなで過ごす時間を作って、より仲が良くなりましたね。ハモネプ当日も結構波乱があったことで、内容が濃い時間を6人で過ごせました。

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