インタビュー

Nima インタビュー

 18歳の高校生シンガーソングライター・Nima。現在はSNS・YouTubeでのカバー動画投稿やライブ配信を中心に活動しており、圧倒的な歌唱力や定期的なファンとの交流が人気を呼んでいる。4月にはテレビ朝日系列で放送された『音楽チャンプ』に出演するなど、今後の注目が期待されるアーティストだ。ARTICOLUMNでは彼女のアーティスト観や、YouTubeで公開されているオリジナル曲「マル・ベリー」について迫った。

取材・文/山崎珠理


アイドルオーディションからアーティストに

-音楽活動はいつから始められたんですか?

 物心ついた時から歌が好きで。両親が趣味でやっていた音楽を聴いていたので、気付いたら自分も歌手になりたいなって思っていました。事務所に所属したのが小学校4、 5年生くらいだったかな。その時から本格的に活動を始めました。当時は歌のレッスンを受けながら近くのライブイベントとかに出るくらいで、SNSでの露出は小中学生だと危ないってことであんまりしてなくて。なのでSNSの更新や動画投稿は高校に入ってから自分で頑張り始めましたね。

-小学生で事務所に所属したきっかけはなんだったのでしょうか?

 自分の住んでいる市でローカルアイドルオーディションがあったんです。友達と受けてみたら自分だけアーティストとして合格して、所属することになりました。

-アイドルオーディションを受けてアーティストに?

 事務所から「アーティストとしての方がいいんじゃない?」と言われて。そこまでアイドルに対して強い思いもなく、歌えればいいかなと思ったので、アーティストとして所属することになりました。

Nima

-ギターを始めたのは事務所に所属して活動を始めてから?

 ギターは中学校2、 3年生くらいから事務所で習い始めたんですけど、当時はなかなかやる気がなくて。基礎的なことはできていたんですけど、そこまで成長せず、途中で習っていた先生が辞めちゃって、弾かなくなりました。高校で弾き語りをする部活に入って、自分でギターをやり始めたら急激に成長しましたね。

-その頃からカバー動画投稿を始めたのでしょうか?

 最初はYouTubeはやってなくて、中学生くらいからインスタやTwitterで超短い動画を投稿していました。その時はギターもすっごく下手くそで、かといってアカペラで出す自信もなかったので、拙いワンフレーズくらいの動画をちょくちょく上げてたんですけど、不定期だったし頻繁に上げていたわけじゃなかったです。事務所の人にギターを弾いてもらって歌った動画も一応出してはいたんですけど、3本で更新をやめちゃいました。
 高校2年生の時の文化祭で歌った動画がちょっとバズって、それで自分のチャンネルにすごく人が来てくれるようになったんです。今頑張らなきゃだめだと思って、どんどん投稿し始めてからはずっと途切れずに投稿し続けていますね。動画編集も自分でやっています。

-投稿しているカバー曲は自分で選んでいるのでしょうか。それともファンの方からのリクエストですか?

 有名な曲とか流行っている曲から熱が冷めないうちに投稿していかないと、視聴回数などにも響いてくるので、そういう点でみんながリクエストしてくる曲が流行を教えてくれます。この曲はリクエストが多いなとか、ライブ配信でも流行っている曲って一斉にリクエストが来ます。その中でこの曲!って思ったのをプレイリストに入れておいて、歌っていたりはしますね。割合的にはリクエストと自分が歌おうと思った曲で五分五分くらいです。

ありのままでファンと交流するのが楽しい

-YouTubeでのライブ配信はいつ頃から?

 「音楽チャンプ」というテレビ番組に4月に出させていただいて、放送日に周りから「ライブ配信をやった方がいい」って言われたんです。それまでは勇気がなかったんですけど、せっかく集中が集まっている日だったので、今日はやった方がいいなと思って。それで番組の感想とか報告とかも含めて配信をしました。以前にも何度かやったことはあったんですが、その日が結構自分の中ではターニングポイントだったというか、ライブ配信を頻繁にやり始めるきっかけにはなりましたね。

-ターニングポイントというのは、具体的にどのような変化があったのですか?

 それまでは結構ライブ配信をやる時も、高めの声で猫被りながらやってたんですよ。だけどその日のライブ配信は喋り方から全てにおいて自分の素を出せて。「今の方が好きです」ってみんなが言ってくれたのをきっかけに、自分の中の壁みたいなものが壊れて、素をもっと出していった方が面白いんだってことに気付きました。素のまま、ありのままの方がファンの人は好きって言ってくれる。その時にファンの人とも敬語からタメ口になったり、自分の中で距離が一気に縮まった感じがして、そこからライブ配信が楽しくなって。こういうファンの人との距離を縮める機会って大切なんだと気付いて、そこからライブ配信は頻繁にやるようになりました。

-今はどのくらいの頻度でやられていますか?

 ちょうどライブ配信を頻繁にやっていたのが、コロナ期間だったんですよ。それで結構できていたんですけど最近は学校が始まっちゃって。学校が始まったら夜の方がみんな見てくれるんですが、夜に配信をやって次の日に学校があるとなると結構キツいんです。そうなると土日休日の配信になって、最近は週一とかになってますね。

-配信ライブを見た時に、喋り慣れているなと感じました。配信をする際やアーティストとして心がけていることはありますか?

 ファンの人に対して、友達のような感覚で話しています。歌ってない間はラジオみたいな感じで、おしゃべりも楽しくできるようにとは思いながらやっていますね。
 あとやっぱり人物像みたいなものは大切にしています。そこまでキャラを作り込んでるというわけじゃないんですけど、Nimaという1人のアーティストとして、こういうコンセプトは自分に合ってるなとかこういう行動はちょっと違うなとか。ちょっとしたブランディングっていうんですかね、そういうのは大切にしていますね。たとえばSNSとかで呟きすぎないようにしています。一応歌がメインのアーティストなので、言葉使いとかも、あまりにも自分を出しすぎないように。インフルエンサーとかYouTuberになりたいんだったらどんどん出していった方がいいと思うんですけど。歌のイメージを崩しすぎない程度に自分を出しつつ、ファンの人とも交流しつつ、そういう自分自身を出す割合と自分の音楽性を出す割合は結構考えてますね。

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